熊本ＹＭＣＡ阿蘇キャンプメインホール

　内外装とも木材等、自然の素材を多く使用し、ＯＭソーラーシステムの採用により建物自体が呼吸をしながら室内の環境をコントロールするような建物となっています。
　中央には丸太で組まれた吹き抜けの大空間があり、正面に根子岳が望めます。冬の利用に関しても快適な滞在を約束します。

　野外キャンプの草分け的な施設であった旧施設の建て替えに当たり､旧施設(木造丸太組)の雰囲気を醸し出すことと環境に優しくを基本理念に環境負荷が少ない木造施設とされた｡１階のメインホールは地域産の末口２４０ミリ､長さ１０メートルのスギ磨き丸太の昇り梁と方杖を幾何学模様でみせた現しの大空間がすばらしい｡ホール東面は広めのウッドデッキを設け､阿蘇の山岳を眺望させ､２階ロフト付き宿泊施設も勾配付き天井空間が来訪者にゆったり感を与えている。
（熊本県林業振興課木材流通対策室発行第8回木材利用大型施設コンクール参加施設紹介誌より抜粋）