現場レポート No.1592011年 春季号
ご施主様・近隣の皆様・協力会社の方々、大変お世話になっております。
現在、工事進行中現場の担当者より、皆様にご挨拶致します。
(仮称)ここのえ山荘新築工事
大分県玖珠郡九重町の山中で山荘の新築工事を行っています。熊本からは、やまなみハイウェイを通り、牧の戸峠を越え、長者原に下り別府方面へ少し走ったところです。特徴的な屋根形状で、内部も細部にまで心配りがなされており、完成後は九重連山に囲まれた周囲の環境と一体となった心安らぐ空間になることと思います。
担当:松本一哉
Y様邸 新築工事
神水本町の敷地にRC造2階建ての住宅を建設中です。目の前には、江津湖が広がり、2階からの眺望がすばらしく、とても気持ちのよい特別な建物となりそうです。7月末の竣工まで、無事故で頑張りたいと思います。
担当:中村友彦
U様邸 新築工事
この住宅は全国区のASJで活躍されておられる松山建築設計室様の設計です。
鉄骨造ですが、1階はRC躯体との混合造となっています。
竣工後は様々な雑誌に載る作品になると思いますので、9月の竣工を目標にお施主様、設計事務所様から喜んでいただけるように頑張りたいと思います。
担当:林克己
(仮称)グループホーム津森倶楽部新築工事
県道熊本高森線沿いに木造のグループホームを新築中です。朝の朝礼時には野鳥の声を聞き、春には桜の花を眺め、日々自然の息吹を感じながら現場を進めております。6月の開設後は地域の交流も含めた施設として、運営されると聞いております。
現場は木工事の最中ですが、近くに来られた際は気軽に現場事務所にお寄り下さい。
担当:宮﨑政通、濱田耕司
おまけ!わくわくドキドキスポット
熊本城桜の馬場 『城彩苑』 におじゃましました!!
2011年3月5日(土)、熊本市の中心部に鳴り物入りでオープンした「桜の馬場 城彩苑」。
熊本城を中心とした歴史や文化に触れつつ熊本市街地の魅力を再発見してもらえるよう、今後の熊本の観光事業を担う施設として作られました。
熊本の観光ガイダンスを兼ねた歴史文化体験施設「湧々座(わくわくざ)」と、熊本の郷土料理や物産品を取り扱う「桜の小路」、熊本市内を中心として、県内のさまざまな観光情報が集結した「観光総合案内所」の3本柱で、県内外からお客様をお迎えしています。
江戸時代の町並みを再現! 食と名産で肥後をまるごと味わう「桜の小路」
「桜の馬場 城彩苑」に足を踏み入れるとメインストリートの右側に位置する「桜の小路」。江戸時代の城下町を再現した町並みに23もの熊本を代表するお店が集まっています。熊本を代表する郷土料理・物産品が地域別に分かれており、7つの飲食店と16のみやげもの店があります。馬肉や海産物、郷土の伝統食などが堪能できる熊本の豊かで質の高い味や名産品などの取りそろえは十分。さらに、城彩苑ならではの特別な限定商品も用意しています。
例えば、白玉粉を使った和スイーツを販売している「白玉屋新三郎」は、県南を代表するお店でスイーツ好きの女性に人気です。生地に黒ゴマを練り込み、桜餡と生クリームを挟んだワッフルは、熊本城の灰色の石垣をイメージして開発されたもので、まさに城彩苑ならではのスイーツ。こちらは、期間限定商品で4月中旬までの販売を予定しています。その他にも、これから暑くなる時期にぴったりの冷たいスイーツや地酒も多数そろっています。ぜひ、「城彩苑 桜の小路」にいらした際は、熊本の特産を十二分に味わって下さい。
熊本の歴史を“見て・聞いて・触って”実感! エンタメ施設「湧々座」
“見て、聞いて、触って”歴史文化を体験できる施設「湧々座(わくわくざ)」です。バーチャルで熊本の歴史が体感でき、さらに熊本の歴史ドラマが見られる感動のエンターテインメント空間として「湧々座」は誕生しました。
開館以降、この歴史文化体験施設「湧々座」へは熊本県内はもちろん、様々な所からのお客様に足を運んでいただき ました。国内においては、北は北海道から南は沖縄まで。九州新幹線全線開通後は、関西地方や中国地方からのお客様も目立っています。海外は近隣国の韓国・ 中国からだけではなく、アメリカやラトビアからもお越しいただきました。スイングジャズで有名なグレン・ミラーの出身地、アメリカ・アイオワ州から『Glenn Miller Birthplace Society』の館長は、滞在中の玉名市から開通したばかりの九州新幹線で来館されました。この歴史文化体験施設「湧々座」を十分に楽しんでおられました。
◆1階は、熊本の歴史と城下町の魅力がいっぱい
1階の「熊本今昔絵巻」では、熊本城を造った加藤清正公の肥後入国から明治時代の西南戦争まで、最新技術を使っ た映像や装置で熊本の歴史を「見て、聞いて、触って」楽しめます。特に、江戸時代中頃の熊本城を再現した最新鋭のバーチャル映像は臨場感満点。熊本城を俯 瞰するなど通常では見られない視点から体感することができます。
立版古(たてばんこ)という昔の立体紙芝居方式で解説をする展示物では、歴史が楽しく学べます。そのほか「城内 なりきり体験」では当時の衣装を着たり、「参勤交代」では駕籠に乗ったりと、お殿様やお姫様の気分も味わって頂けます。中心部には、老若男女問わず人気の 「今昔散歩」が足元に広がっています。江戸時代の城下町の古地図や細川家の住居である花畑屋敷の池がフロア一面に浮かびあがり、池に足を踏み入れると波紋 がでたり、鯉が逃げ回ったりとユニークな仕掛けになっています。現代の熊本から城下町にタイムトリップできるこのフロアに多くのお客様が興味津々で、どの ようなシステムになっているのか説明を真剣に聞く方もいます。Glenn Miller Birthplace Societyの館長もここには恐る恐る足を踏み入れていた姿が印象的でした。また、子供たちが一生懸命に池の鯉を追いかける姿が見られ、スタッフ一同その光景には癒されています。
◆2階は、迫力ある映像と役者による愉快なエンターテインメント空間
2階の「ものがたり御殿」では、時空を超えた熊本の時代ドラマが迫力ある大画面で楽しめます。終日、人形劇の映 像で熊本の歴史ハイライトを紹介していますが、その中でもイチオシなのが、映像と生身役者が掛け合いをする“ライブ版”です。ライブ版は1日に5、6回上 演され、ほかの文化施設では見られない新しいエンターテインメントとして大変好評となっています。
ライブは4人の役者が担当。セミプロ劇団での演技経験者をはじめ、熊本の地元劇団で活動していた者、地元の親善 大使をしていた者、韓国に留学していた者など経歴はさまざまですが、彼らは2月の準備期間から約1か月間、東京で劇団四季やディズニーシーなどの演出に携 わっておられたプロの演出家のもとで大特訓を受けました。約10分の寸劇でも、いかに感情を込めて演技をするかを教えていただきました。何度もやり直しを させられる度に一皮も二皮もむけ、演技がどんどん上達していきました。演技の幅が広がり、プロとしての自信もついてきました。
役者陣が最も苦労した点は、舞台衣装の着付けでした。初回の演目『義の人清正』の登場人物、徳川家康と忍者の衣 装は着物と袴。特に、忍者の衣装には四苦八苦。着方を知らないだけではなく、着物の名称すら知らない状況でした。最初は一人で着るのも40~50分かかる 始末でした。着やすくするための工夫や補正など、着付けの先生に「特別着付け教室」を開いていただきました。今では10分もあれば着替えられるようになり ました。舞台メイクは役者同士で試行錯誤し意見を出し合いながら決め、前口上・後口上もお客様により楽しんでいただけるように脚色しました。ほかに類を見 ないおもしろい寸劇が見られる「ものがたり御殿」。「城彩苑 湧々座」に来られた際には、こちらのライブバージョンもぜひご覧ください。
九州新幹線全線開業し、観光地としてますます期待されている熊本。歴史文化と食文化を楽しめる「桜の馬場 城彩苑」は、これから熊本に旋風を巻き起こす新しい観光施設に、ぜひお越しください。
(熊本城観光交流サービス株式会社 連携促進グループ 藤崎 様、運営グループ 進士 様 に文章をお願いいたしました。)