現場レポート No.1572010年 秋季号
ご施主様・近隣の皆様・協力会社の方々、大変お世話になっております。
現在、工事進行中現場の担当者より、皆様にご挨拶致します。
筒井の家新築工事
「この建物はグッドデザイン賞を狙っています。」
空㈱一級建築事務所の岡部所長は強く語られました。
施主自らの構造計算で柱を80㎜~100㎜の無垢鋼材で構成し、1階はピロティ、2階はガラス張りの事務所、3階に住居の構成になっています。
さてさてどうやって造っていこう。(悩)
担当:水篠洋一、山田祥一
ばんさんげ新築工事
熊本市に、木造平屋建ての住宅を建設中です。
平屋ですが、高さもあり、大きな片流れの屋根が特徴の迫力のある建物に仕上がる予定です。12月末の竣工まで、自社大工と一緒に無事故で頑張ります。
写真は、上棟式のもちまきです。
担当:松江勇三
東部汚水1号幹線下水道築造工事(543工区)
今年は、記録的猛暑となり、特に7、8月は作業員の熱中症対策に気を使いながら作業を行いました。
残暑も続きましたがこれから寒くなる12月の完成に向けて災害ゼロを目指して頑張りたいと思います。
担当:清水一臣、松永朋晴、釘野浩彰
西教寺納骨堂新築工事
川尻町で西教寺様の納骨堂をお世話になっています。中世より水運を利用し、熊本の外港として発展した緑川河口の川尻町。港界隈には回船問屋・旅籠・料亭などが軒を連ねていた痕跡があります。栄えていた名残でしょうか、寺院が多いのに驚きます。
そんな歴史ある川尻町で3月の竣工目指して頑張ります。
担当:宮本一也)
おまけ!現場散策
熊本県熊本市川尻町の『川尻の御蔵』におじゃましました!!
加勢川沿いの道を天明方面にゆっくり進むと、景色に溶け込むようにその「蔵」はありました。
今回は、納骨堂新築工事でお世話になっている西教寺様(納骨堂をお探しの方はご連絡ください)から南西方向へ進み、加勢川沿いの川尻公会堂近くにある『川尻の御蔵』と呼ばれる建物を見学してきました。 川尻に残る御蔵は、1680年、江戸時代の藩主 細川網利により、藩 の年貢米倉庫として建てられました。川尻に現存する御蔵二棟は、共に木造平屋建てで約660平方メートルと、約200平方メートルです。現在の熊本市や宇 土市、益城町から二十万俵の年貢米が集められ、十五万俵は大阪、五万俵は熊本城へ送られました。また、川尻は藩の年貢米だけでなく、国内からの生活物資 や、遠く中国からの陶磁器、絹織物なども入ってきました。御蔵の前には長さ150メートル、13段(現在は14段)の石段を持つ御蔵前船着場や旅籠、船、 宿、手渡しなどが栄えていたそうです。 今年の5月に、全国で4か所しか残っていない御蔵の文化財的価値を検証する「御蔵サミット」が川尻町の川尻公会堂 にて開催されました。盛岡市の御蔵、鳥取県湯梨浜町の藩倉、熊本県宇土市の御蔵、そして川尻の御蔵の歴史を紐解き、貴重な歴史的財産を次世代に残すための サミットだそうです。8月には、川尻の御蔵と御蔵前の船着場が「熊本藩
川尻米蔵跡」として正式に国指定の史跡になりました。
数多くの史跡が存在し、伝統と歴史の町として知られる川尻はこれからもますます目が離せないです。
小平 記